INTERVIEW インタビュー

U .Yさん

2019年入社|豊橋西店 製造チーフ

 

愛知県立高校 普通科卒業。パンが大好きで、中学生の頃からパン屋で働きたいと考えていました。高校2年生の秋からショパンでアルバイトを始め、成形や窯の補助を担当していました。入社後はミキサー・成形・焼成の各部門を経験し、現在は製造チーフとして活躍しています。

パン屋で働くことが勉強
私が学びたいパンづくりがここにある。

入社の決め手は何でしたか?

ショパンでのアルバイトは、正直、平日の学校生活より楽しかったです(笑)。自分にすごく合ってるなぁって感じてました。

高校のときに、お菓子の工場で職場体験をしたことがあるんですけど、同じことを繰り返す作業が多くて、「これは自分には合わないなぁ」って思ったんですよね。だから、就職先は迷いなくショパンを選びました。

アルバイトでは、トッピングとか片付けがメインだったんですけど、パンに入れるフィリングも手づくりしているのを見て、「こうやって作るんだ」「これも手づくりなんだ」って、見てるだけでもすごく楽しかったです。

フィリングも手づくりなんですね。やっぱりおいしいですよね。

そうなんです。他社のクリームパンをもらって食べたときに、「あ、ショパンのパンって甘すぎなくていいなぁ」って改めて感じたんですよね。
生チョコを使ったパンも、チョコ好きの男性のお客様からも評判がよくて、どの世代にも人気なんです。
他にも、匠のカレーパンですが、ルーは炊き込み時間とかスパイスにもかなりこだわって作っていて、辛すぎないちょうどいいおいしさで、「他とは違うなぁ」って思っています。

高卒で、専門学校などでパンを学んでいないと思うんですが、難しいところはありましたか?

はい、入社してから焼成部門に配属になったんですけど、最初は焼きミスが多くて大変でした。先輩に教えてもらっていたんですが、一人で任されるようになってからは特に苦労しましたね

どうやって乗り越えたんですか?

先輩と相談しながら対策を考えて、自分なりに工夫してきました。もともとアルバイトのときからトッピングはやっていたので、焼き色の難しさは感じていたんですけど、やっぱり実際に焼成を任されると全然違いましたね。

ただ窯に入れるだけではなく、いろいろ工夫が必要なんですね。

そうなんですよ。窯の中って温度が均一じゃないので、鉄板を反転させたり、置き方を工夫したり、焼き時間を調整したりしてました。

もちもちショパンっていう食パンがあるんですけど、型がけっこう重くて、一気に入れることができないんですよね。ただ、ゆっくり入れていると窯の中の温度が下がってしまうので、そこも難しいところです。

あと、型同士にある程度すき間がないと、食パンの側面の焼き色が白っぽくなってしまうので、均等に並べる必要があります。

さらに、型同士がぶつかってしまうと、食パンがくねっとなってしまって、いわゆる腰折れの状態になってしまうので、店頭に出せなくなってしまうんです。

 

大変なんですね。でもその分、うまくいったときはうれしいですよね。

はい、そうやって試行錯誤して、うまく焼けたときはすごくおもしろいし、「うまくいった!」ってやりがいも感じましたね。

他にも大変なところはありましたか?

成形部門では、最初は丸めるとか伸ばすとか、基本的なところから覚えていって、次は包あんを覚えます。初めは固めのフィリング、さらにクリーム系のやわらかいフィリングっていう順番で覚えていきました。
私はコロネがちょっと苦手で、生地を伸ばして型に巻き付けて焼くんですけど、どうしても短いパンになってしまいました(笑)

難しいと言われているつのパンも本当にたくさん練習しました。ショパンって、いろんな人が巻いているのを見られる環境なので、みんなそれぞれやり方が違っていて、それを見ながら真似して、自分が巻きやすいやり方を研究していきました。どうやったらやりやすくて、きれいに仕上がるかを考えて、自分なりのやり方を見つけた感じです。

 

最初は正直ちょっと避けていて(笑)、「他にできる人もいるし…」って思ってたんですけど、生地や時間に余裕があるときに練習を重ねて、できるようになるまで半年くらいかかりました。

乗り越えましたねえ

社内の商品開発の方のおかげで、つのパンの生地もどんどん改良されていて、巻きやすくなったり、層が出やすくなったりして、結果的によりおいしくなってるなって感じます。常に進化してるなって思いますね。

「パンづくりの技術」と「現場をスムーズに動かす力」。
どちらも身につく場所が、ショパンの厨房です。

想像していたより大変だったことはありますか?

そうですね、焼成部門の時、豊橋西店は他店に比べて入れられる鉄板の枚数が少ないので、限られた窯の中でどのタイミングで何を入れるかを組み立てていくんです。ベストなタイミングを見極めるのが大事なんですけど、そこが結構大変でした。

パズルみたいに、『どう組み合わせるか』を考える感じですね。うまく回せたときはおもしろいなって思うし、やりがいにもなります。

1日があっという間に終わりそうですね。

その通りで、毎日気づいたら「もう退勤!?」って感じです(笑)。でも、おかげでパン職人としての力が身に付くスピードも早い気がします。

難しい商品も必然的に何度も特訓することで「パンづくりの技術」が、何種類ものパンを何度も焼くので「自分の持ち場をどうスムーズに回すか」という現場力が磨かれるということですね!

慣れたら楽しくなりますよ。それに、忙しくても雰囲気は和やかです。忙しくてもなるべく穏やかでいられるように意識しています。本当に忙しいときは、ガッと集中する感じですね。できるだけピリピリしないようにも気をつけています。厨房のピリピリした空気って、お客様にも伝わってしまうと思うんですよね。実際にお客様から製造のことを聞かれることもありますし、販売スタッフからも聞かれることがあるので、全体の空気感は大事にしています。

みんなで作りあげるショパンの味。
お客様に伝わった時の嬉しさは忘れられない。

プロダクト委員会では、1カ月ごとのフェアやイベントで出す商品を各店で決めていきます。ある程度ルールはあるんですけど、みんなから意見をもらいながら進めています。

新人さんの意見もちゃんと取り入れていて、「こういうのいいね」っていう声を反映しながら、みんなで商品を作っていく感じですね。

素敵ですねえ。みんなでアレコレ言い合いながら美味しいパンを作り上げる、その光景が目に浮かびます。

『おいしいねー』って言いながら、『じゃあこれも一個食べてみて』って試したりして、甘すぎないかとか、くどくなく最後まで食べきれるかも見ています。甘すぎるなって感じたら、パンを少し小さくするなど工夫しています。

私もこの時間がとっても好きです。はっきり意見を言ってくれるスタッフばかりで開発もはかどります。

新人さんも商品開発に関わることができるんですね

はい、一年目から開発に携われるのも、ショパンが「まず挑戦してみること」を大切にしているからだと思います。

試作した商品が惜しくも商品化できないことももちろんあります。それでも、上司からは「思いついたらどんどん作ってね」と言われているんですよ。

どんなパンを作ろうかたくさん考えて、実践して、失敗もして。その経験を積まないと美味しいパンって生まれないと思うので。

なるほど

自由に開発できて、何度も特訓できて、仲間も積極的にアドバイスをくれる。この環境はパン職人としてとっても幸せだなあと思います。

今後挑戦したいことはありますか?

まだ折り込みには挑戦していないんですけど、生地にシートを均等に入れたり、折り方で仕上がりが変わるって聞いているので、どうやったらきれいに焼き上がるのか、これからやってみたいなと思っています。

仕事を覚えるときは、窯から逆算して考えるのが大事なんだろうなって感じていますし、これから挑戦してみたい分野ですね。

仕事の幅が広がりますね

サンドイッチの製造も少ししかやったことがないので挑戦してみたいです

まだまだ、ショパンで挑戦したいと思うことが
たくさんあります。

最後に、ショパンに向いているのはどんな人か、教えてください。

やはり自分から積極的に行動する人ですかね。いろんなことにチャレンジしていくと、自然と仕事の幅も広がっていくと思います。

あと、委員会活動があって、SNS委員会とか販促委員会、園芸委員会、5S委員会などがあるんですけど、写真を撮るのが好きな人や、POP作りが得意な人、これからやってみたい人にとっては、新しい挑戦ができる場になると思います。

SNSにアップした動画を見てお客様が来店してくださることもあって、自分の行動が集客につながっているって実感できるのもやりがいですね。

いろんな分野でチャレンジする場がありますね

パン作りに直結しない業務でも、そこから学べることってたくさんあるんです。お店全体のことを考えて、「どうしたらもっとお客様に喜んでいただけるか」を、いろんな角度から考えられるようになりました。

興味があったり、「やってみない?」って声をかけてもらえたことは、まず飛び込んでみるのがいいと思います。そうすると、見える成果もどんどん広がって、楽しさやおもしろさも広がっていくと思います。

Uさんご自身、好奇心旺盛というか、チャレンジャーですよね。

大変なことや難しそうなことのほうが、逆におもしろかったり楽しかったりしますね。

Uさんのこれからが楽しみですね。今日はたくさんお話しいただきありがとうございました!

Uさんの1日のスケジュール

3:25  起床
3:40  出発
4:00 当日の仕込み
成形では冷たい生地を少し常温に戻してから成形しています。生地の状態に合わせて温度を戻して
そのあとホイロに入れます。
8:00  休憩
9:00  追加や翌日の仕込み
12:00 みんなの苦手なところを見て、作り方を見せたり教えたり、声をかけながら育成にも関わっています。
13:00 事務仕事(発注作業・検品)試作
14:30 退勤
15:30 買い物・帰宅
家事をしたり,ゆっくりお風呂に入ったり、ドラマやバラエティを見たりして過ごしています。
あとは、流行りのパンを国内外問わず調べたりもしています。
21:00 就寝

毎日1時間半の残業をしていますが、自分の時間もしっかり確保して、早めに就寝します。

オフの過ごし方

私は空を見るのが好きで、特に朝焼けと夕焼けが好きです。
同じ空でも毎日色や雰囲気が違っていて、その瞬間にしか見られない景色なのが魅力だと思っています。
朝焼けを見ると気持ちが落ち着いたり、「今日も頑張ろう」と前向きな気持ちになれるので、綺麗な空を見るとつい写真を撮ってしまいます。
自分にとってベストな色味の瞬間を見れた日はとってもハッピーです。空を見上げることは私にとって大切な時間になっています。